2026/02/13 16:48
ワイナリーのぶどう畑は2か所ありまして、ヴィニフェラ種4品種のワイナリー隣の畑と、近くにラブルスカ種のスチューベンの畑があります。
ヴィニフェラ種は約2反(20a)に白ブドウのシャルドネ、ソービニヨンブラン、リースリングと黒ぶどうピノノワールが植わっています。

仕立て方はダブルギュイヨで、果実の生る位置が150~180㎝と少し高めになっています。津軽の冬は雪が多く、凍害が起きるまでではありませんが氷点下の日も多いです。メリットとしては果実がより日光を受けやすい、土壌からの雨の跳ね上がりの影響を受けにくい、地表から高く春霜の被害を受けにくいなどがあります。
樹齢は8年ほどになります。
今回の剪定から暴れかけている枝を整え始めました。狙い通りに行けばしめたもの、行かなければ改良して、良質なぶどうが生ればと思います。

また鳥(主にヒヨドリ)が畑の場所を覚えてしまい、鳥害が年々ひどくなってきているので、網張は強化する予定です。最近あまり見かけませんがアライグマも油断できません。
スチューベンは「津軽式改良仕立法」という垣根仕立て、超長梢剪定、強摘心を組み合わせた方法をとっています。津軽は雪が多いので棚仕立ては基本用いません。面積は約5反(50a)で、スチューベンの樹齢は30年超です。スチューベンはアメリカのN.Y.発祥の黒ぶどうです。津軽とN.Y.は緯度が同じで気候が似ており、寒冷地でも育てられるという理由や、減反政策も相まって1970年代初めころに始まりました。
スチューベンも高い位置に果実が生る仕立てにしています。
農作物は病気や病害虫、雑草にも目を配らねばなりません。カマキリやコオロギなど害のない虫ならいくらでも居てくれてよいのですが、樹に入り込んで中を食い荒らす系や葉っぱを食い散らかす系は困るので対処します。また雑草も伸びすぎるとその病害虫が樹の上まで登れてしまうので、一定で刈ります。
収穫時期はヴィニフェラ種の方が早いです。青森も年々収穫時期は早くなっていますが、早摘みは9月初旬からスタートします。ヴィニフェラ種収穫後半頃にスチューベンの収穫も開始します。
糖度とpHをはかり、どのくらいで目標値になるかあたりをつけて収穫のスケジュールを立てます。またぶどうの作業に雨は厳禁なので、天気にも左右されます。
まだ2月とはいえ、来月雪解けが進んだら巻きひげの処理をする算段も考えないといけません。今年の雪の被害も見ないとですし、徐々に気ぜわしくなってきます。

